資格を取ると決めて、テキストも買った。ところが1週間たっても、まだ最初の章が終わらない。仕事から帰ると気力がなく、土日は用事で消える。「時間ができたらやろう」と思っているうちに、試験日だけが近づいてきます。
僕が第二種電気工事士を取ったのも、まさにその状況でした。業務と並行しながら2ヶ月。それでも合格までに約70時間を積めたのは、勉強時間を「探す」のをやめて「先に決めた」からです。
社会人の勉強時間は、探しても出てこない。先に枠を決める。僕の枠は「平日30分+土日3時間」。2ヶ月固定して、約70時間になった。
量より、リズム。忙しい日でもゼロにしないことが、いちばん効いた。
書いてる人:30代パパ/電力大手 約7年→通信大手4年目。第二種電気工事士は2016年・電力大手の1年目に、業務と並行しながら2ヶ月で取得しました。この記事は、そのとき使った時間の作り方を、資格を問わず使える形に書き直したものです。詳しい経歴
この記事が向いていない人
- 第二種電気工事士の中身(テキスト・学科・技能の順番)を知りたい人 → 働きながら2ヶ月で合格した勉強法 へ
- そもそも取る資格に迷っている人 → 第二種電気工事士は意味ない?僕の本音 へ
- 半年かけてじっくり派の人(それも正解。この記事は短期集中で枠を固定する人向け)
「時間ができたら」は、なぜ一度も来ないのか
社会人の平日に、空白の時間はほぼありません。仕事が終わって、食事をして、家のことをして。残った時間は、疲れの回復に消えます。空いたら勉強しようという計画は、空く前提が崩れているので動きません。
だから順番を逆にします。先に「この30分は勉強」と決めて、残りで生活を回す。決めた枠が小さいほど守りやすく、守れた日が続くほど積み上がる。僕の2ヶ月は、それだけで回りました。
働きながら勉強時間を作る4手順

手順1:試験日を決めて、期間を2ヶ月で切る
最初に決めるのは勉強法ではなく、終わる日です。試験日から逆算して、いつまでに何を終えるかを切る。僕は学科に約7週間、技能に直前1週間と割りました。期間が長いと「今日はいいか」が増えるので、短く切るほうが続きます。
手順2:平日は30分だけ。毎日
平日の枠は30分。少なく見えますが、少ないから守れます。テキストを常に手元に置いて、細切れの時間で回す。暗記ものは、まとまった時間より回数のほうが効きました。
手順3:土日は3時間、まとめて
平日の細切れでは進まない計算問題や、通しで解く演習は、土日の3時間に寄せます。平日30分で覚えたことを、土日に使って確かめる。この役割分担で、平日の30分にも意味が出ます。
手順4:直前は「毎日集中」に切り替える
リズム型の勉強は、直前の追い込みには向きません。試験前の1週間だけは、毎日手を動かす集中型に切り替える。僕の場合は技能の練習を毎日2題(30分×2回)。短期間に毎日やるほうが手順が体に残り、本番では時間が余りました。
つまずきやすい箇所と、その場での対処

- 30分すら取れない日がある
枠を30分から減らさず、中身を軽くする。テキストを開いて記号を眺めるだけでもいい。ゼロの日を作らないことが、リズムを守る唯一の方法でした
- 土日が用事でつぶれる
平日を延ばして取り返そうとしない。平日の枠を崩すと、翌週ごと崩れます。土日の分は次の土日で戻す、と割り切る
- 進み具合が見えなくて不安になる
見るのは残り日数と残りページだけ。手順1で期間を切ってあれば、今日やる量は自動で決まります
- 教材を増やしたくなる
1冊を最後まで回す。複数に手を出すと、どれも中途半端になります。テキスト選びに使う時間も、勉強時間から引かれています
始める前のチェックリスト(4つだけ)
- 試験日を決めて、そこから逆算して期間を切ったか
- 平日の枠(30分)と土日の枠(3時間)を、曜日ごとに固定したか
- 教材を1冊に絞ったか
- 直前の集中期間(1週間)を、最初から予定に入れてあるか
4つとも「はい」なら、あとは決めた枠を守るだけ。勉強法の巧拙より、この4つのほうが合否に効きました。
次に困ること:「枠は作った。中で何をやるか」
時間の枠ができた人が次に困るのは、その枠で何を、どの順番でやるかです。僕が第二種電気工事士で実際にやった中身は、働きながら2ヶ月で合格した勉強法【平日30分・土日3時間】にまとめました。学科は配線図記号を軸に、技能は直前1週間の集中練習。そのまま時間割に落とせます。
その前に「この資格、取る意味あるのか」で止まっている人は、目的別に採点した記事から。「やめとけ」の声が気になる人は、職業の話と資格の話を分けた記事で整理してから戻ってきてください。
この記事の親ページ(資格のまとめ) → 第二種電気工事士に働きながら2ヶ月で合格した勉強法【平日30分・土日3時間】
